私は慌ててネックレスを突き返した。 諭吉1枚分を首につけるっていうのが怖い! 「そんな遠慮しなくていいのに…」 ぶつぶつ文句を言うお姉ちゃんをなだめて、私がネックレスを戻しに向かったそのとき。 隣で他のアクセサリーを見ている斎藤くんと本城先輩の姿が目に映った。 ドクン。 心臓が嫌な音を立てて騒ぎ出す。 「優翔くん!これどう?」 「おお…いいんじゃない」 男物の指輪を手に取って微笑む姿はカップルそのもの。