「よしよし、ここまで来い。おじさんが助けてやる。」 次郎吉はそう言いながら、手招きした。 子どもは一瞬たじろいだが、ニッコリと笑うと、目を輝かせて次郎吉の後ろに隠れた。 その後を、八百屋の親爺らしい男が ”フーフー”と息を切らして走ってきた。