桜子はある日電車で出かけた。


別に目的地があったわけではなくただ、どこかに出かけたかったから・・・。


最初はそのつもりだった。



少し買い物をした後の帰りの電車。

時間帯的に満員電車だったからぎゅうぎゅう詰めになった。



そこで何故か桜子のなにかが、爆発した。
きっといつも親にやられていることやお店でやられていることなどだろう。



あとから聞いたら桜子は幼い頃に1週間ほどご飯も水もない状態で真っ暗の部屋に閉じ込められたらしく、
そこから密閉された部屋や窮屈な場所に恐怖を感じるようになったらしい。