空が群青色で染まってきた頃に彼女はいつもの神社に来た。


ワンピースについた赤色は酸化してなのか始めより茶色っぽくなっている。


顔や腕、足に傷が増えているようにも見える。



「大丈夫・・・?」



見た目的にはだいぶ大丈夫ではないのだが、一応確認を取っておく。



「まぁ、普通」



彼女はボサボサになった髪を手ぐしで整えながらそういった。


その口調や行動から傷だらけであること以外いつもの彼女であることが分かった。