翌日、昨日とほぼ同じくらいの時間に、昨日と同じ神社へ向かう。

相変わらず、桜は満開に咲いている。


僕は迷うこと無く昨日と同じ木下へ向かった。

するとそこには昨日の“彼女”がいた。



「おはよう。来てたんだ」



「・・・おはよ。だって昨日何も聞けなかったから」



どうやら彼女も同じ事を思っていたらしい。