整理がつかないけど、ここにいたってどうにもならない。


「…とりあえず都のほうに歩いてみよう。」


都のほうに歩きだそうとしたけど。


私の格好をみると制服で、着物しか着てない人からみれば、私は不審者に思われるかもしれない。


けどこんな山に暮らすわけにもいかない。もしかしたら、誰かが助けてくれるかもしれない。


そんなかすかな希望をいだきながら、私は都に歩き始めた。