─────誰かにずっと見られてる?
きっとその視線は私の友達の晴夏に向いているものだろう。




入学式から日が経ち、やっと自分たちの時間が確保できるようになってきた。
いつも通りに晴夏と購買に行く。

私の大好物のあんぱんを手にして、晴夏を待っていると……


またいつもの視線。
誰なのか知りたくて、追っかけてみることにした。


「晴夏ー!ちょいトイレ行ってくるわ。」

『おっけぃ!すぐ来てよー????』








『ねぇ。』