「ちょっ!あんた!」止めた時には、もう既に遅かった。
「そうなの?拓海様と莉子様ってそういう関係だったの?」
「でも、しょうがなくないですか?
親が社長とかなら、政略結婚も珍しくありませんわ!」
「でも、本田を選ぶ必要なくね?」え?
「だってよー、アメリカに留学してたんなら、アメリカの名家のお嬢様と結婚した方が、いいだろ!」
「確かに!本田ってガサツだもんな!
天然って言葉で綺麗に収まってるけど、それをはずと、ガサツだもんな!」
言いたい放題だ。