「は、はい。分かりました。」
なんで、なんで、これじゃあ拓海の事を思い出すじゃない!
寂しいとか、会いたいとか、声が聞きたいとかさ。
「はぁ。」ピピ!電話だ。
「はい?」誰だろう。
『俺だよ。もう大阪着いた?』拓海!
「大阪着いたって、なんで知ってるのよ。今日行くって。」
『だって、見えたし。車で行くの。』
「まぁどっちにしろ、着いたわ。明日、4時起きよ?もう、嫌ね。」
『じゃあ、俺が起こしてあげる。電話で。』
「なっ!朝から拓海の声なんて、聞いたら・・
『俺に会いたくなっちゃうって?確かに、俺も会いたいなぁ。今こうして声聞いてても。』
また、恥ずかしい事を!
「も、もう!私、朝早いから切るよ!」これ以上、話すと本当に心臓が破裂しそう!