「ふーん。」そういえば、千尋くんどこだろう?プールだったら、キャップかぶるから髪の毛で顔は隠せないはず!私の好奇心がうずきだす。
「どーこだ!」探すけど、どこにもいない。
「俺、探してたの?」拓海が目の前にやってきた。
「ねぇ、一つ言っていい?」もう言いたくてしょうがい事があった。
「ん?いいよ。」拓海は、首をかしげた。
「拓海って本当に中学生?」毎回恥ずかしい言葉ばっかり言って。疑いたくなるよ。
「そうだけど、なんで?」なんでって、分かってんでしょ。
「恥ずかしい言葉ばかり並べて、中学生だとは思えない。」私は、きっぱりと言う。
「まぁ、それはアメリカに行ってたら、そうならない?」そうだ。アメリカ留学行ってたんだ。この人。