いや、わかってるのよ、自分のバカさ加減も愛嬌のなさも、わかってるけど、指摘されると恥ずかしくて今すぐ穴を掘ってブラジルの皆さんこんにちはってしたくなる。
笑いがとまらない成瀬に、半分涙目になりながら、私は唇を尖らせる。
「そこまで笑うこと!? ちょっと失礼じゃない?」
「だって本気でプロポーズしたのに、『悪い奴はだいたい友達』とかって返されたら、ちょっ……待って、く、苦しい! あははは!」
更に爆笑する成瀬に、もう本格的に逃げ出したくなった。
一番聞いて欲しくない意味不明の部分だけを抜き出され繰り返されてしまったことに、私の心臓はもう粉々のガラス状態だ。
自分では鋼のハートだと自負していたけれど、繊細なガラスのハートだと認識を改めざるをえない。
羞恥心という爆弾によって、ハートの欠片は砕け散ってあちらこちらに吹っ飛んでいる。
「いやああ、もう忘れて!! 今、黒歴史の更新中だわ。すぐに忘れて!」
「いや、ムリでしょ。これ」
「め、命令! 今すぐ忘れないさい!」
「じゃあ取引でどうですか?」
「取引? 忘れてくれるなら、いいわ。何が欲しいの?」
この際、あのフレーズを忘れてくれるのならば、どんな取引にも応じようと心を決める。
成瀬は私から腕をほどくや、まだ笑い足りなさそうな目でこちらを見つめた。
笑いがとまらない成瀬に、半分涙目になりながら、私は唇を尖らせる。
「そこまで笑うこと!? ちょっと失礼じゃない?」
「だって本気でプロポーズしたのに、『悪い奴はだいたい友達』とかって返されたら、ちょっ……待って、く、苦しい! あははは!」
更に爆笑する成瀬に、もう本格的に逃げ出したくなった。
一番聞いて欲しくない意味不明の部分だけを抜き出され繰り返されてしまったことに、私の心臓はもう粉々のガラス状態だ。
自分では鋼のハートだと自負していたけれど、繊細なガラスのハートだと認識を改めざるをえない。
羞恥心という爆弾によって、ハートの欠片は砕け散ってあちらこちらに吹っ飛んでいる。
「いやああ、もう忘れて!! 今、黒歴史の更新中だわ。すぐに忘れて!」
「いや、ムリでしょ。これ」
「め、命令! 今すぐ忘れないさい!」
「じゃあ取引でどうですか?」
「取引? 忘れてくれるなら、いいわ。何が欲しいの?」
この際、あのフレーズを忘れてくれるのならば、どんな取引にも応じようと心を決める。
成瀬は私から腕をほどくや、まだ笑い足りなさそうな目でこちらを見つめた。

