−楓−
 私は須田楓。中学2年生。私は生まれつき病弱だ。先月に余命宣告をされた。1年なんだって。もちろん誰にもまた始まった言わない。蓮には申し訳ないけど言いたくない。そんなこと言ったら弱くなる。蓮は違うクラスで良かった。私は居ても居なくても良い存在なんだよ。両親なんて私をおいて何処かへ行ってしまった。クラスのみんなはいつもと変わらずに私を見てグズグズ、ニヤニヤ笑ってる。
『ちょっと…ありえない…それ加恋の体育着なのに…
 なんで楓が持ってるの?まさか盗ろうとしたの?』
またはじまった…私がいじめられてる1つの原因は私がいつも蓮と一緒にいるからなんだって。
バシャッ グチャッ
『痛っ。』
みんなから一斉に生卵を投げられる。制服なんてぐしゃぐしゃ。居なくても良い存在なら殺せばいいんじゃん。早く殺してよ。お願い。1回教室から出よう。
ガタッ ガラッー
『んっ……………ふぇっ』
私だって辛いよ…余命宣告されて、みんなにいじめられて…誰にも言えない…助けなんてない…