「寝そうじゃん」
「だから寝ないってば…ふぁ…」
欠伸を一つすれば意識が遠退いていく…。
結局、あたしは夢の中へと身を投じたのだった。
「ったく…。無防備すぎなんだよ…」
夢なのか現実なのか誰の声なのかわからない中、そんな呟きが聞こえた気がした…。
* * *
順位発表当日。
廊下では生徒たちがソワソワしている。
あたしと美樹もその中の人だ。
「お腹痛い…」
「大丈夫だって!手ごたえ感じてるんでしょう?」
「そうなんだけど…」
テストは上手くいった。
…と思う。
自分の全力は出しきった。
ヒナタの予測問題はほぼ当たっていて、あたしはただひたすらに見慣れた問題たちを解いただけだった。



