キミと恋に落ちる可能性




家が隣なのをいい事に夜遅くまで帰してもらえず、ひたすら問題を解く毎日。


親も了承済みで、あたしの両親のヒナタへの信頼は厚いから時計の短い針が12を超えることもあった。


あたしがわかるまで何度も何度もヒナタが説明してくれて理解しないと、帰れない。



しかも教科は社会科だけではない。


得意な理系科目を置いておいて、文系科目の全てをやっているからものすごく時間がかかってしまう。



「華乃、“櫻井先輩と毎晩一緒にお勉強☆”なんて学校中の女子の反感を買うよ」


「…怖いこと言うね」


最も恐れていることを突かれて、あたしは苦笑いを浮かべた。




ただでさえ、学校のアイドルと化している彼と知り合いだということがバレたくない。


なのに、関わっているなんて知られたら…。



血祭りで済むのかな……。