美樹はイチゴであたしはシュガーとか?
まだ見ぬメニュー表を想像していると急に健二くんが立ち止まった。
「…どうしたの?」
「あの…さ、僕ん家に来ない?」
「え、でも急に伺ったらお家の人に迷惑じゃ…」
「いいんだよ。今日は家に誰もいないんだ」
急に行くなんてさすがに非常識じゃないかとか、手土産をなんにも持ってきてないとか、グルグルと考えて断ろうとしたのだけど、結局断りきれず行くことになってしまった。
あたしのバカ!!
* * *
「おじゃましまーす」
健二くんの家はごく普通の一軒家だった。
木造の家に、玄関前には綺麗にされたガーデニング。
そんな彼の家にあたしは
───足を踏み入れた。



