キミと恋に落ちる可能性



「じゃあ、私も行こっかな」

「…え、佳乃先輩?!」

「なんだよ、お前。行きたくないんじゃなかったのかよ」

「華乃ちゃんが行くならべーつ!」


佳乃先輩はにっこりと可愛らしく笑った。
女のあたしでさえ惚れてしまいそうなぐらい。


佳乃先輩がどういう思考回路をしていて、どう考えて行くことにしたかはわからないけど、一人より二人の方が効率がいいから良かった。


「じゃあ、華乃ちゃん!日曜日にショッピングモール前に集合ね!」

「了解です!」

「他のみんなは私たちがいない間に企画案、進めといてよ〜!」


というわけで、日曜日は佳乃先輩と二人で買い出しに行くことになった。