道原が香織の病室にいたのは1時間ほどだった。しかし香織にとっては、あっという間の幸せな時間だった。
道原が帰った後も、香織は笑顔だった。嬉しくて興奮が収まらない。
「ピーくん!見て見て!帽子だよ!マフラーだよ!これ道原くんと『おそろ』だよ!」
「………」
「すごいよ!すごいよ!これってすごいことだよ!どうしよ!ドキドキしちゃう!」
「カオリサン…」
「ピーくんも一緒に喜んでくれるの?」
「トリアエズ…ラクガキ・ケシテクダサイ…」
「………」
道原が帰った後も、香織は笑顔だった。嬉しくて興奮が収まらない。
「ピーくん!見て見て!帽子だよ!マフラーだよ!これ道原くんと『おそろ』だよ!」
「………」
「すごいよ!すごいよ!これってすごいことだよ!どうしよ!ドキドキしちゃう!」
「カオリサン…」
「ピーくんも一緒に喜んでくれるの?」
「トリアエズ…ラクガキ・ケシテクダサイ…」
「………」

