運動不足だ、と痛感した
荷物を持って走る事が
こんなにも疲れるんだと痛感する

息を整え、インターホンを押す
もしかしたら寝ているかもしれない
なら途中で買ってきたモノを
掛けて帰ればいい…


けど、一目会いたい
そう思い、もう一度インターホンを押そうとした時、ガチャとロックが解除された


ゆっくり開いたドアの中から出てきた優さんは思った以上にやつれていた



私の姿を見た優さんは驚いた顔をしたが
直ぐに厳しい顔になり
帰りなさい、と言ってきた

その言葉にショックを受けたが
それでも私は無理やりドアをくぐり抜けた


優さんの部屋に入ったのは二度目
けど、前回とは違い
テーブルの上には書類や本が散乱しており、飲みかけのペットボトルや
風邪薬の瓶も置かれていた