【これからサークルです。今日は植物園です。お仕事、頑張ってください】


[サークル頑張って。何時に終わる?]


【予定では7時です】


[迎えに行くよ]


【仕事の邪魔になりたくないのでーー】
と、メールを打っていると
またメールが届いた


[終わったら電話して]



はぁー…
わかりました、と返信し携帯を鞄にしまいこんだ


「なになに?優さんからラブメール?」


ニヤニヤしながら陽菜が
私を突いてくる
まぁね、といいながらも
陽菜が期待しているような内容ではない


あの日から
逐一、優さんにメールを送る羽目になった
メールを送るのが苦だとは思わない
ただ、私が出かけるときやバイト
遅くなるときは必ず迎えに来るという


優しい彼氏…と世間はいうが
そんな優しいものではない