勘違いという恋の駆け引き



ラフな格好の優さんは
お風呂上がりビールではなく
お茶を飲んでいた


…意外だな、と思いながら
髪をガシガシタオルで拭く姿を眺めていたら、優さんと目があってしまった


「どうした?」


寝ている私と目線を合わせるように座り
熱を測るように首に手を当てる

さっきも思ったが
普通、おデコじゃないの?
突っ込みたいけど
今日はおとなしくしておこう


『…優さん、あれからずっと?』


「ん?そうだな、昼間一度だけ家と会社には行ったけど?」


『…ちゃんと寝れた?』


そこだ
いつ寝たのか知らないけど
私が目を覚ました時には
何か作業をしているし
この部屋に寝具というものは
私が寝ているベットだけだ

床に寝るには
少々身体に無理がかかる


私の看病をして優さんが倒れたりしたら
申し訳ないし、絢斗にも申し訳ない