勘違いという恋の駆け引き



「お疲れ様ー」

『お疲れ様でした!失礼します』



バイトが終わったのは21時
店は22時までだが
忙しく無いときは
残り1時間だし、と
早くあがれる時もある
店の裏口へと向かう中
鞄の中から携帯を取り出す


新着メール2件


あー、もしかしたら絢斗?
陽菜かもしれないと思い
裏口のドアを開けながらメールを確認する



『……えっ、』


携帯の画面を見て驚く
2件とも、絢斗からのものだ
1件は陽菜のこと、
おめでとうと伝えておけという内容
だが、問題は2件目だ


【優に連絡先教えた】


絢斗…あんたは何て事をしてくれてんだ
勝手に番号を教えやがって

けど、優さんからは
何一つ連絡は来ていない
ならば、さっさと絢斗に言って
教えるなと言わなければと
アドレスから絢斗の番号を探す