勘違いという恋の駆け引き



※※※



「寝た?」


『うん、寝た』


「おいで、藍」


リビングのソファに座っている俺は
藍に手を伸ばす
藍は俺の手を取らず抱きついてきた
行き場を失った手は
そのまま藍を抱きしめる


『やっと、二人の時間』


子供が産まれてからという日々は
目まぐるしく毎日が終わる
仕事から帰ってくる時間には
寝顔しか見れない我が子
そして、慣れない育児に奮闘する藍も疲れて寝てしまうこともある

そんなの、どうだっていい
何よりも藍に触れたい
久しぶりに藍に触れただけで
身体が反応しているのがわかる



「優、触って」


首に巻きついていた腕を緩め
ゆっくりと身体を離し
俺の唇に自分の唇を重ねてきた


久しぶりの唇に
長い間我慢していたものが爆発した
舌を入れると、藍の舌が絡む
我慢できないと
前開きのパジャマだが
ボタンを外す行為が面倒で
パジャマの中へと手を忍ばせた