藍には言えない
まだ?いや、いつならいいんだ?
それより、どうにか助け出せないか…
どうやって…
色々な事が頭の中を駆け巡る
そんな中、絢斗が突拍子もないことを言い出した
「明日、催事が終わったら、そのままウチに連れて帰る」
「絢斗っ、お前何言ってんだよ」
すぐさま阻止しようと
絢斗の肩を掴んだが
それ以上、何も言えない
言わせてもらえなかった
「優…俺、本気だから」
何かを決意した顔だ
ずっと見ぬふりをしていた
絢斗の気持ち
本気だと言われた以上、反対する理由なんて一つもない
「絢斗、絶対救い出せ。絶対守ってやってくれ…俺と藍の大切な妹、なんだ」
絢斗の本気がどんなものか
そんなのは長い付き合いだから知っている
だから何も迷わず
親友の絢斗に託した

