勘違いという恋の駆け引き




話があると連絡が来たのは夜遅く
こんな時間に何の用事だ
今日は出張から帰ってきた足で
催事へ行ったはず

直帰のはずだったが…と
頭を掻きながら
すでに寝ようとしていたパジャマを脱ぐ


『優、気をつけて』


ベットで横になっている藍
悪阻が治ったかと思っていたが
まだまだ治りきっていなく心配だ
仕事以外の外出は控えたいが
絢斗に絶対何かがあったと思い
少しの時間だけ、外で会うことにした
行ってくる、と藍の頬にキスをし出かけた



アパートの外では既に待っていた絢斗
車に近づけば、片手を上げている
どうしたんだ、と助手席に乗ると
何も言わず走り出した


少し走った所で公園の駐車場へと入る
車を停めると絢斗は自動販売機へ行く
俺はただ絢斗を帰ってくるのを待つだけ
いったい何の話何だろうかと思う