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やっと…好きだと言ってくれた藍
俺の腕の中でスヤスヤ眠る藍の髪をいじりながら、早く目を覚まさないかと待つ


俺の勘違いで、遠回りをしてしまった気がするが、結果オーライだ
だが、正直疲れた


藍に言いたくない言葉を投げつけたり
嫌な態度を取ったり…
その度に言い返してくる藍の瞳は
怯えたようにも見えていた


けど、さっきは違った
俺がずっと欲しかった瞳

欲しかったものが
やっと自分のものに…
そう考えたら
絶対離してやるものかと思う



…それにしても、
何故今日は斗真さんのところにいたんだ?
それに、やはり気になる
斗真さんと藍の関係


「相変わらず藍の肌はーー」


あの言葉がどうしても頭から離れられない
今日初めて触れた藍の肌
斗真さんが言うように…触り心地がイイ
白い肌、肝心な部分も綺麗な色
あんなの見たら我慢できなくなる



まさか、斗真さんと藍は…