暫くすると…
「優くんの気持ちはわかりました。だが、藍はどうなんだ?お前はまだ学生だ。今年やっと二十歳になるが、まだまだ子供だ短大を卒業したらどうするんだ?」
痛いところをついてくるな、と思いながら、顔を上げた
卒業した後の事を
優とは話していない
どう答えたらいいか迷っていたら
素直に答えて大丈夫、と優が言ってくれた
『…私には、夢がある。そのために短大に入ったの。だから資格を取って、短大を卒業したら、就職する。でもね、最近欲が出てきた…これから生きていく人生に優が必要だって。絢斗にこき使われて忙しい優をサポートしたいって思ったの。…だから、お父さん…お母さん、優と一緒に居させて、ください』
私が頭をさげると
「俺からも頼みます」と
絢斗の声がした
絢斗まで、そんなことしなくてもいいのに、と目頭が熱くなった

