勘違いという恋の駆け引き



そして、日曜日
私は優と実家に帰ることになったが…



『…なんでよ、部外者でしょ?』


「いいじゃん、立会人ってことで」


なんだか楽しそうに運転する絢斗
運転免許は持っているが
車を持っていない優
別に無くても問題はない

だから、てっきり電車で行くつもりでいたが、迎えに来たのは絢斗の車
借りたのかと思えば、運転手付きだ


二人っきりだと思ったのに
少しガッカリした
しかも、なんで私だけ後ろの狭いシート
もう、いいやと不貞腐れながら
実家へと向かった


実家に着き、車から降りた時に気がついた
休みなのに、優はスーツ姿
手には手土産だろう紙袋
そして何故か絢斗までスーツ姿だ

二人の姿を見てドキドキし始めた
トキメキなんかじゃない
不安と期待が入り組んでいる


実家に帰るだけなのに
大きく深呼吸をし落ち着かせてから
玄関のドアを開けた