見て驚いてしまった
いつのまに、と思いながら
1枚1枚、確認をする
テスト並みに赤ペンで
優の手書きだろうか?
いろいろ書き込まれていた
【徒歩5分内に24時間スーパー】
【バス1本で学校へ行ける】
【病院あり】
【公園、子供に最適】
【藍の好きな場所でいいよ】
忙しい合間を縫って
探してくれたのだろう
二人で住む部屋を…
『私が嫌だと言ったら、どうするのよ』
独り言を言うが
嫌だというはずがない
さっき、あれだけ流した涙
今度は嬉し涙だ
優さんが選んでくれた3件の物件
手書きの文字を見ながら
自分なりに色々考え
これがいいかな?と思える頃には
睡魔が襲いそのまま絨毯の上で
眠り込んでしまった
幸せな気分だが
大事な事をすっかり忘れていた

