勘違いという恋の駆け引き



いいだけキスをし
甘い雰囲気になり
すぐベットへ行けるだろうと期待していたが、それはあっさり砕かれた



「それじゃ、おやすみ」


『…おやすみ、なさい』


泊まっていくのかと思った
期待していた分、余計寂しい
熱のこもった身体は
バタン、というドアが閉まった音によって北極にいるみたいに高速冷凍だ


鍵を閉め、リビングへ戻った
なんだとガックリしながらベットへ倒れこんだ


このままフテ寝でもしようかと
枕を手繰りよせようと
手を伸ばした時
ベットには似つかわしくない物が触れた
なんだ?と起き上がると
見慣れないクリアファイル


狭い部屋だが
勉強や課題などは
ベットには持ち込まない私
なんだろうと思いながら
挟まっている紙数枚を取り出した