「はぁっ、は、」
落ち着け、大丈夫、大丈夫。
は、息、苦しい...。
あの時のことがフラッシュバックする。
「...っ、ぁ、は、」
汚い、汚い汚い汚い。気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い。
「ぁ、はは。震え、止まんね、や。」
カタカタと身体の震えが止まらない。
どんなに抑えようと思っても止まらない。
あぁ、今回はやばいかもな...。
こんな所で倒れたりしたらまずい。
「...保健室、行こ。」
頭クラクラするし、フラフラする。
壁に手をつきながら歩くのがやっとだ。
歩いていてふと思った。
......保健室って、何処だっけ。
あれ、これ、あたし迷子になる感じだ。
「この年で迷子とか、しかも学校の中でとか笑えないな...」
そう思いながら、保健室を探し歩くことにした。