「そういえば、隣町で花火大会あるんだよな?」
「あ、そうみたいですね。」
「明後日の試合、終わったらお前速攻で帰って浴衣に着がえろよ?」
「えっ一緒に行ってくれるんですか?」
「俺、この間の夏澄の浴衣姿をちゃんと見れなかったことすげー後悔してんだよ。だから、絶対な?」
「…はい!」
昨日花火大会行きたいなって考えてた矢先にこうやって誘ってもらえたなんて。
心が通じてるのかな?…なんて、
ちょっと乙女みたいなこと考えちゃう。
「じゃあ、俺先行くから。」
「はいっ」
後ろでニヤニヤしている2人を見て、先輩は焦って行ってしまった。
「やったじゃん夏澄〜」
「ねぇそのにやけ顔やめて2人とも。」
「だってねぇ?」
「あんなの見ちゃったら、なぁ?」
「ご馳走様です」
「ごっ…!?恵っ!?」
ご馳走様って!
なんつー表現を!
見世物じゃないんだぞ!!
なんだかすごく恥ずかしくなってきた。

