先輩、わたしじゃダメですか?





次の日の朝、
学校に向かう途中で先輩の後ろ姿を見つけた。


わたしは小走りして先輩のところへ向かった。



「わっ!」

わたしは両手で先輩の背中を軽く押す。



「えっ!あ、夏澄か〜。
何かと思ってびっくりしたよ」


「先輩の姿見つけちゃったから、つい」


「なにそれ、バカじゃねーの?」



そう言ってぶっきらぼうに
頭を撫でられる。


「ちょっ、先輩っ
髪の毛ボサボサになっちゃう…」


先輩の頬が少し赤く染まっていて、
照れているのがわかった。



「うわー。
朝からバカップル見ちゃった〜」


後ろから声がして振り返ると、
コウくんと恵が歩いていた。



「そっちだって!」


「オレらはそんなんじゃねーもん。」


「まぁ、微笑ましいことじゃん?」


「そうだな、すげー微笑ましいっス」


「コウくん恵に意見合わせ過ぎ。」