先輩、わたしじゃダメですか?




「おいしかったー!」


「夏澄ちゃんよく食べるね」


男の人の前なんてこと気にせずに
ステーキにご飯二杯おかわりして、デザートも頼んでしまった。


「ごめんなさい…わたし、やっぱりお金払います!」


「気にしなくていーよ。それに俺、いっぱい食べる女の子ってすきなんだ。」


「へぇ〜」


「夏澄ちゃん、わかってないでしょ。」


「え?なにがですか?」


「俺、夏澄ちゃんのこと好きって言ってんの。」


「………え?」



…スキ?
それって恋愛感情のスキ?

それともすき焼きとか…スキーとか…隙間とか…の略!?

いやいや、んなわけないか。




「まぁ、まだ出会ったばっかだし、返事は俺のこともっと知ってからでいーよ。
だから、またこうやってご飯とか行けたらいいな。…だめ?」


「いえ、だめではないですけど…」


「よかった。じゃあ家まで送るよ」


「いえ!バスで帰るので!」


「じゃあ俺もバス乗って家まで送る」


「けけ、結構です!今日はありがとうございました!さよなら!」



その場から逃げるように走ってバス停に向かった。