先輩、わたしじゃダメですか?





7月も終わりが近づいていて、
わたしたちサッカー部は全国高校サッカー選手権の予選に向けて練習に熱が入っていた。


その結果次第で3年生の引退が決まる。


予選の日程は7月末。


抽選が運よく、シードなので、他の高校より1試合進んだ状態からのスタートだ。



「はーい、じゃあメニュー次に移って〜」




友香ちゃんと別れて以来、広斗先輩はやっぱりどこか元気がなかった。



部活が終わって携帯をみると、今池さんから連絡が来ていた。


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こんにちは。今池 巧です。
夏澄ちゃん、明日の午後暇?
よかったらご飯にでも行かない?
部活の話とか色々聞きたいな。
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部活は午前終わりだし、
暇だけど、、

どうしよう?



「夏澄?携帯見て考え事?」


「あ、広斗先輩…」



話しかけられるなんて思ってなかったよ!

びっくりした〜



「こないだ練習試合した高校の今池さんにご飯に誘われて…」


「今池?」


「はい、副部長の…」


「夏澄、それ行くの?」


「んー、迷ってます。」