先輩、わたしじゃダメですか?




振り返って校門へ向かおうとすると、
コウくんがズカズカと前方から早足で歩いてきた。



「夏澄っなんだよ今のヤツ!」


「なにって…今池さん」


「いや知ってるけど!あいつココの副部だし!」


え!そうなんだ!

そういえば試合出てたかも!



「夏澄知り合いなの?」


「えーっと、今日知り合った」


「あの薄笑いが気に食わん」


「えー?そうなの?
フツーにイケメンさんじゃん」


「お前は鈍さ満点だから心配だよ」


「えー鈍くないよ〜
むしろ敏感?なんでも感じとっちゃう!」


「ハイハイ」



あ、今華麗に受け流したな!


スルースキルだけ無駄に高いんだから!



「とにかく、注意しろよ?」


「何に?」


「今池だよ!」


「あ、副部ってことは3年⁉︎
うわ〜わたしちゃんと敬語使えてたかな!?」


「オレの話をスルーするな…」



あ、ごめん