先輩、わたしじゃダメですか?




「ごめんっ。試合に関係ない話しちゃったね。ちゃんと応援しないとね!」


友香ちゃんが今にも泣きそうだったので、話を切り上げた。



「ありがと夏澄。」


「え?なにが?」


「夏澄に言われてわかった気がする。
私、広斗くんに同情して付き合ってたのかも。」


同情?



「やっぱり、私の気持ちのウエイトは広斗くんの方じゃない。
だけど、私も私で、彼のこと、ちゃんとケリつけなきゃいけない。」


「うん。」


「夏澄も、頑張って。」


「うんっ」






結局、試合は負けた。


勝敗の決め手は、やっぱり広斗先輩だった。

あんな気の抜けたプレー、普段の広斗先輩ならありえないもの。


試合が終わると広斗先輩はコーチにこっ酷く怒られてたみたい。




部員の何人は、残って片付け。

その他のメンバーは学校に戻って持ってきた荷物を部室に運ぶ。


わたしは、残るメンバーになった。