先輩、わたしじゃダメですか?




「そっ、そうだったんですね!
おめでとうございます!よかったですね広斗先輩!
友香ちゃんも、広斗先輩ならきっと幸せにしてくれると思うから、、」


やだ、涙出ないで。

もう少しだけ待って…



「だから、幸せになってください!
あ、あとは若いおふたりで楽しんで!邪魔者は退散しますから!
さよなら!」




大丈夫だったよね?わたし。


ちゃんと言えてたよね?


声震えてなかったよね?




わたしは、
後ろを振り返らずに

思いっきり走った。




走って走って走って、

流れた涙が乾くくらい走り続けた。


どんなに走っても、涙は止まってくれなかったけど。





「これでもう…終わりなんだあ…」




広斗先輩の態度に1人で勝手に喜んで期待して、バカみたい。

友香ちゃんのことが好きだってわかってたはずなのに、
わたしは心のどこかで2人が付き合うことは無いって思ってたんだ。



だけど、2人は付き合う。


もう、わたしの入る余地はない。