先輩、わたしじゃダメですか?



いつの間にかみんなはもう先に行っていて、2人きりになってしまった。

何か、会話せねば…



「広斗先輩ってイチゴ派なんですね。」


「え、だってイチゴが1番うまいじゃん。男なのに変かな?」


「いえ!かわいいです!」


「かわいいとか嬉しくねぇ〜」


「すいません…」


「別にいいよ。今、達哉たちに花火の場所取りさせてるから、行こう?」


「はい!」



すると、広斗先輩はわたしの手を握ってリードしてくれた。



「先輩!手…!」


「下駄って大変なんでしょ?
それに混んでるし、はぐれないように。」



それだけの理由だとしても、
こんなことされたら期待しちゃうよ…?


先輩、わたし、本気で好きになっちゃってもいいの?





「友香!?」


え?


「広斗くん…」


突然前から走ってきた女の人は、よくみたら友香ちゃんだった。

先輩、一瞬でよく気付いたな…



あれ?友香ちゃん、泣いてる?




「どうしたんだよ、アイツとなんかあった?」



あ、、

手、、、



あっさり、離されてしまった。