先輩、わたしじゃダメですか?




「夏澄ちゃん!」


「広斗先輩!どうしたんですか!」


「うん、ちょっと話あって。」



昼休み、

広斗先輩に連れられ中庭へ。



「なんですか?」


「もしかして夏澄ちゃん気づいたんじゃないかな〜って思って。」


「え?何を?」


「朝…友香来た時の俺の態度…」


「あぁ…」


あの話か。


「急にボール磨いてくるって去ってったから、なんか気を遣わせちゃったのかなって。」


「すいません、露骨でしたかね…
広斗先輩って、友香ちゃんのこと…」


「…うん、そうなんだ。」



やっぱり。

わたしの勘は当たってた。



「付き合わないんですか?」


「無理無理。あいつ彼氏いるし。」


「え?そうなんですか?」


「あれ?幼なじみって聞いてたから夏澄ちゃんてっきり知ってるんだと…」


「…3年くらい会ってなかったんで。」


「そうなんだ」




彼氏…いたんだ…

そんな素振りまったく…
というより、そういう話をしないからか。