彼女の態度の急変に驚きを隠せないのだが、確かにわたしが逆の立場だったら、ムカつくのも無理ないかも。と思ってしまった。
「…ごめんなさい。でも出来ないものは出来ないから。」
「わたしは…今でも広斗のことが好き。あなたなんかよりも何倍も好きなの!
広斗がサッカー以外に好きなこと知ってる?知らないでしょ?」
「…イチゴのかき氷」
「あれだって、もともとわたしが好きだったの。広斗はブルーハワイ派だった。
それに広斗は読書も好きで中学の時は部活ない日はいつも図書室でいろんな本を読んでたんだから!」
知らなかった。
広斗先輩の歴史には、やっぱり咲良さんが絡んでいるんだ。
過ごした時間が長い分、趣味だって寄ってくる。

