「話すまでずーっとこうするから」
と言って、両手で頬をつままれました。
地味に痛いです。
「いひゃい…」
あ、痛いって言おうとしたのね?
つままれて言えなかっただけで。
「なら話して?」
「うー。そういう訳には…」
「はーやーくー。」
「…咲良さん……」
小さめの声でそう言うと、
明らかに先輩の表情が変わった。
もう、だから言いたくなかったのに!!
「あー。あいつね。
まぁ幼馴染なんだけどさ、色々あって喧嘩してそれから疎遠だったんだよね。
久々に会ってびっくりしちゃった。」
「そうなんですか…」
色々ってなんだろう。とか
さっきは何の話してんたんだろう。とか
聞きたいことはいつくかあるけど、
先輩はこれ以上この話をする気はなさそうだった。
まぁ、もともと聞くつもりはなかったんだけど。

