そしてそれからの数日はとても心軽やかに過ごせた。
母にちゃんと自分の思いを理解してもらったからか、水嶋とのやりとりもより楽しい。
今までより前向きに、自分でも驚くほど積極的に水嶋に連絡もできた。
「最近なんだか楽しそうですね」
電話越しで水嶋にまで言われてしまっては、璃子もエヘヘ…と笑うしかない。
「何かいいことがあったんですか?」
「特に何もないですよ。ただ最近母親とゆっくり話ができたので今までモヤモヤしてたことがスッキリしたんです」
「それは良かった」
水嶋が柔らかく笑う声が聞こえる。
ああ…、この感じ好きだなぁ。
彼のこの穏やかな空気がたまらなく璃子の心をくすぐって仕方がない。
それと同時に膨らむ「好き」の気持ち。
彼のことがもっと知りたい。
もっと近づきたい。
そう思うことは当たり前のことで、その思いは日に日に強くなっていくばかり。



