だけども問題は山ずみだった。
以前母親に用事があると呼び出されてからというもの、璃子の悩みの種はつきない。
一難去ってまた一難。
まさか、母親があんなことを言いだすなんて…
璃子は母親に言われた言葉を思いだし、深いため息をこぼしそうになる。
よりにもよって、どうして私がお見合いなんて…
頭を抱えた璃子は母親の言動を振り返っては、理解に苦しむばかり。
お見合いって何よ。そもそもなんでお見合いなのよっ、と頭の中で突っ込んではズキズキとこめかみの辺りが痛くなる。
聞く話だと相手の男性は母が今通っている料理教室の先生の息子さんだとか。
璃子の母は料理教室の先生をとてもリスペクトしている。
そして縁あってか、何度か通ううち、その料理教室の先生と母は次第に意気投合し、今じゃ年齢も違いこともあり、生徒と先生を越えた親友並みの息に達してるらしい。
本当こっちからしたら迷惑な話だと思う。
母が誰と仲良くするのは自由だが、変なことに私を巻き込まないでもらいたい。



