………えっ?
そう言われ、璃子は瞬きを繰り返す。
向けられた言葉の文面が思考の中で整理できず、ただただ言葉をなくしてしまう璃子に対して、目の前の水嶋は何かを覚悟したような鋭い輝きを放っている。
「僕はあなたが好きです。だから諦めたくない。仁科さんにとって僕が少しでも好意を抱く対象にいるのなら、このまま簡単に手放すことなんかできない。
ましてや、他の男性に取られてしまうことも嫌ですから」
「水嶋さ……」
「約束します。必ずあなたを夢中にさせてみせます。あなたが今抱えてる不安や問題なんかどうでもなくなるぐらい、仁科さんに僕のことを好きにさせてみせますよ」
水嶋の瞳が何の迷いなく、璃子の瞳へと突き刺した。
まるで宣戦布告?
こんな告白は予想外だ。
璃子の思考回路はあやうくパンク寸前に…、
「だから覚悟しておいてください」そう言って再び璃子の左肩に水嶋の手が乗せられた時、璃子は水嶋の並々ならぬ熱い思いを感じた。
そしてふいに引き寄せられる感覚がして、璃子はその場に少しよろめいてしまう。



