☆お見舞いに来てください☆


「浮気がばれるたび、あいつってばいつもなんて言い訳してると思う?」

「つい、出来心で…、とか?」

「ブー、違います。そんなありきたりな回答する奴が、月1のペースで浮気すると思う?
正解は「だって女の子って皆可愛いから。可愛い子ちゃんから誘われたらそりゃあ、僕は断る勇気なんてないよ。…あ、もちろんその中でも祐子ちゃんが一番だけどね」

て、バカにし過ぎてるでしょ!?

本当バカ!くそ野郎だわ!

姉の怒りが頂点に達していく。


「お兄さんってそんな人だったんだ…、つまり、女性にだらしがないってことね」

「ああ…、失敗した。あの穏やかな笑顔と紳士的な態度にコロッと騙された感じ?私としたことが、本当の中身を見破れなかっただなんて一生の不覚だわ」


その言葉を聞いた璃子は一瞬ドキッとした。

穏やかな笑顔と、紳士的な態度…

それはもろ水嶋と被るものがあり、水嶋と同じだったから。

まるで水嶋のことを言われてるようで、急に冷静さを失っていく。


「男は見かけによらないってことね。だからあの時お母さんは反対したでしょ?あの寒い笑顔の裏に別れたお父さんの似た部分を感じたのよ。
それでも突き進んだあんたが悪いのよ?自業自得でしょ」


そう言われ、祐子は何も言い返せずにムスッと口元を閉じる。