☆お見舞いに来てください☆


私は暫くそこから動けなかった。

こんなにもドキドキする恋愛があるなんて。
こんなにも嬉しくて、それでいて優しく満たされる思いは初めてだと思う。こんな風に誰かを愛しいと思えたのもきっと初めて…。
この時、私の新たな恋がスタートを切った。



「ただいま」

その日の夜、日付が変わる前に帰ってきた先生は宣言通り、本当に私を寝室に閉じ込めた。


「会いたかった」


そんな言葉を吐いて私を包むようにベッドの上に押し倒す。


「え、いや、夕方とか会ってたじゃないですか?」

「ん、でも会いたくて仕方なかった」


コツンと額を合わせた先生が嬉しそうに、だけど切羽詰まったように私を呼ぶ。


「未来ちゃん」

「何ですか?」

「触れたい。さっきの続きしてもいい?」


熱のこもった眼差し、少し低めだけど安心する彼の声。
唐突に言われたことに胸がきゅんとしたけれど、それ以上に彼の表情に全意識をもってかれる。
好きで好きでしょうがないと言わんばかりの顔は私の理性を狂わせる。
これはもう自惚れてもしょうがないよね?


「あ、でも先生、先にご飯……」

「もう胸がいっぱいで未来ちゃんしか受け付けない」


ネクタイを緩める仕草にドキッとする。
襟元が緩められ、くっきり浮き出た鎖骨に男らしさを感じて、思わず顔を赤らめる。

今ならわぁ、て叫べそう。
大胆すぎる。甘すぎるよ。
呆気にとられながらもそんな先生が可愛らしく思え、やっぱドキドキしてしまう。