むしろ嬉しそうに私を眺めて、私の手を引き寄せる。
「寝坊した未来ちゃんも可愛いね。前髪跳ねてるよ」
すっと私の髪に触れた先生が悪戯に笑う。「わっ」と咄嗟に顔を後ろに引いたものの顔を真っ赤にさせた私が何を言っても先生のツボ。
「お、お恥ずかしいですっ」
「大丈夫、どんな未来ちゃんも好きだから」
「……」
朝からお砂糖より甘いです。
そんなことは口にだせず、ただ目の前の甘さに狼狽える。
良くみれば私はパジャマのままだし、髪の毛はハネハネモード。
うん、これはない。ダメダメだ。
「珍しいね、未来ちゃんが寝坊だなんて。どこか具合でも悪い?」
すると今度は私の頭を引き寄せた。
「少し顔色が悪いようだけど大丈夫?やっぱり風邪でもひいた?」
コツンと額同士が合わさった。と思ったら先生の綺麗なお顔が目の前に…
「わっ…」と思った瞬間後頭部を強引に固定される。
「……ん、熱はないかな?」
「せっ……」
先生の閉じていた目が開き、今にもキスできそうな距離で見つめ合う。ドッと焦りが吹き出した。



