☆お見舞いに来てください☆


次の日目覚めると、私の手から中嶋さんの名刺が消えていた。
確かに握っていたはずなのに、何処にも見当たらなかった。

もしかして先生が…?
そう思ったものの、先生に名刺の行方を聞くのは躊躇いがある。
もし聞いたとして逆に中嶋さんとはどういう関係か聞かれても困る。
答え方が分からないのだ。


「あ、未来ちゃんおはよう」

「おはよう、ございます」


寝室を出てリビングに行くと、概に先生は起きていた。
すでにスーツに着替え、食事をとっている。


「もしかして昨夜ベッドに運んでくれたんですか?」


朝起きた時私はベッドの上だった。
昨日ソファーでうとうとしてたのを覚えてる私は先生に申し訳ない声を向ける。


「夜は冷えるよ。あんなところで寝ちゃったら風邪引くよ」

「す、すみません……」


軽く頭を下げた私に先生はコーヒー片手に微笑んだ。
そして私に手招きをする。


「おいで、未来ちゃんも一緒に食べよう」


すでに私の分まで作ってあった。
それに驚いた私は慌てて先生の側まで駆け寄りやっぱり申し訳なく謝ったものの、彼は嫌な顔せず微笑んでくれた。