……あ、ふわふわして気持ちいい。
まるでぬるま湯にでも使ってる心地よさに、はぁ…と息を吐く。そのうえ頭をそっと撫でられる感じがしてすごく心地いい。
これは夢?そう思った瞬間微かな話し声が聞こえ、私は少しだけ意識が覚醒し始める。
あれ?そういえばわたし……
さっきまで先生達と飲んでいたはずなのに、今は横向きになって寝ている体制だと気付く。
気のせいじゃない。頭にふわふわと撫でられる動きがして、うっすら瞼が上がる。
視界に移る和モダン風の部屋を見て此処がまだ先ほど飲んでいたお店だと気付く。
そっか、慣れない日本酒に呑まれあの後ほろ酔い気分で寝ちゃったんだ。そう分かるまでにあまり時間はかからなかった。
話し声の主は秀先生と皆川先生だ。
そして私は先生の膝の上に頭を預けている体勢で髪を優しく撫でられているのだと。
「ーーねぇそれより驚いたわよ。あなたがここまで溺れてるだなんてね。予想外だった。むしろ底無しじゃない」
あ、この声は三島先生だ。
起きなきゃ。そう思うのに体がふわふわとして動けない。
この体制が気持ちよすぎてまたしても瞼が落ちてくる。
んー…。体を動かすのがおっくうだ。



