☆お見舞いに来てください☆


三月さんはそんな表情のまま、とても穏やかな口調で言った。


「後藤の今の心境は分かった。素直な気持ちを教えてくれてありがとね。後藤のちゃんとした思いが聞けて良かったよ」


まるで私の心の中を全部悟ったような顔だった。
それ以上は何も聞かず、ただ寄り添うように優しい眼差しを向けてくれる彼女にドキリとする。


「…あ、の……」

「後藤のペースでいいよ。ゆっくりやりな。少しづつ秀先生を受け入れていけばいいと思う」

「……うん」

「何があっても私は後藤の味方だからさ。困ったことがあればいつでも相談しなね」

「…三月さん……」


彼女の言葉に泣きそうになった。
たぶん彼女には私の迷いも葛藤も全て見透かされてるような気がする。

けど、心強い…
誰か一人でも自分のことを分かってくれていることはとてもありがたいことだ。
すごく安心する。
勇気づけられる。

人は一人では生きていけない。
それは身に染みてよく分かってるから、彼女の存在は私にとってなにより大切だ。

この先もずっと大事にしたい。

改めてそう実感した私は「ありがとう」と同じような笑みを向け、少しの間とてもリラックスした時間を過ごした。